マーケティングを学ぼうと思ったら、専門用語が並んでよくわからない。
「本を読めば読むほど、分からない」と悩んでいませんか?
私もこの部分で長く苦しんだ経験があるので、今のあなたの気持ちは痛いほど分かります。
本来、マーケティングは楽しいもので、学べば学ぶほど楽しいものです。
そこで、今回の記事では「初めてマーケティングを学ぶ方」に、分かりやすく、具体的に解説していきます。
マーケティングを難しく考えない
・歴史から学ぶ
・セールスを不要にすることがマーケティングの目的
・「今の自分を変えたい」、「願望を満たしたい」に繋げる
歴史から学ぶ
世界中に広がったマーケティングは、何か分かりますか?
あなたも絶対に知っていることです。
実は、「聖書」です。
聖書は世界中で一番読まれている「ベストセラーの本」だからです。
世界中で翻訳されて、時代を越えて読みつがれていています。ホテルに泊まると引き出しの中に聖書が入っていることもあります。他には本がないのにです。ここまで広がった本は過去にも未来にもないでしょう。
しかし、聖書だけなら世界中に広がらなかったでしょう。
イエス・キリストの「汝の隣人を愛せよ」という言葉が、多くの人に語り継がれて、聖書を読むことに繋がりました。
その宣教の場所が、協会というコミュニティです。
キリスト教という宗教は聖書という教えをコミュニティを通じて、世界中に広がったのです。
日本でも、同じようにマーケティングされているものがあります。
「道」という教えです。
- 神道
- 武士道
- 書道
- 茶道
- 武道
- 剣道
これも「道という教え」を広めるために、作法や技があるわけですね。視点を変えるだけで、身近にもマーケティングを知ることができます。
セールスを不要にすることがマーケティングの目的
ピーター・ドラッカーは、「マーケティングはセールスを不要にすること」と定義しています。
それはファンを作ることです。宗教では、信者です。ビジネスでも宗教でもファンや信者になっていると、セールスをせずとも、お金を支払う仕組みが出来ているのです。
キリスト教でも神道でも、寄付がされますし、茶道では、なぜか高価な茶器が高く売れています。
AKB48や乃木坂、ジャニーズ、EXILEも熱狂的なファンが付いています。
彼ら彼女らの生き方が歌や踊りを通じて、教えや考え方がマーケティングされているのです。
フェラーリやベンツ、ルイ・ヴィトン、Appleにも熱狂的なファンがいます。
ファンや信者以外の人からすると理解しがたいわけですが、その中にいる人達にとっては、そのセールスをされていないわけで、喜んで自分から買っているわけですね。
「今の自分を変えたい」、「願望を満たしたい」に繋げる
どうすれば、ファンになってもらえるのでしょうか?
そこには、「今の自分を変えたい」、「願望を満たしたい」に繋げるというモチベーションを引き出すことが必要です。
この教えや考え方を言葉にして、商品化しているのです。これに共感しているから、ファンになっていくのです。
「欲求」や「願望」の解消を言葉にする
誰もが、欲求や願望があります。
「今の自分の状況では物足りない。」
「もっと良くなりたい。」
「理想の自分に近づきたい」
この「欲求」や「願望」を解消するために、お金を支払って対価交換する。
これを理解することが、マーケティングでは一番重要です。
身近な例からマーケティングを学ぶ
- 自分の買い物から学ぶ
- 「誰に何を解決する商品?」かを分析する
- ライバルの情報はお宝
自分の買い物から学ぶ
あなたも普段の買い物から学ぶことができます。
本や服を買ったとき、携帯電話代、全ての買い物には、「マーケティング」が隠されているのです。
「誰に何を解決する商品?」かを分析する
今では生活になくてはならないiPhoneが出た当時は、誰にも見向きをされませんでした。あなたはiPhoneを売り込まれたことはないでしょう。
欲しくなったから買っていませんか?月々の携帯電話代が5000〜6000円だったものが、スマホのプランに切り替えることで1万円を超えてしまいます。
買う前に「何に困っていたのか?」
買った後に「何を解決できたのか?」
この2つを分析すると、「買った理由」が明確になります。
iPhoneを買った時に、何の問題が解決されているのか?を考えてみましょう。
iPhoneで買った時に解決されたこと
- スマホケースがかっこよい → ファッションの一部になる
- インターネットが使える → 調べ物するのに満喫に入らなくても良い
- googleマップの地図が使える → 調べ物するのにインターネットカフェに入らなくても良い
- 電車の時刻検索ができる → 目的地に遅れなくて済む
このように分析すると、買った理由が見えてきます。
周りの友達がiPhoneを使っているのを見て、「今の自分を変えたい」、「願望を満たしたい」に拍車をかけて、あなたも欲しくなったのだと思います。
普段の買い物でも、「なぜ買ったのか?」を考える癖をつけてみてください。そうすると、マーケティングの癖がどんどん身についていきます。
ライバルの情報はお宝
もしあなたが仕事でマーケティングを使う場合は、ライバルから情報をリサーチしてくてださい。ありがたいことに既にライバルは広告を出して、テストしているからです。お客さんがいる市場は、悩みの宝庫です。
- チラシ
- ホームページ
- インターネット広告
- 雑誌広告
など、ライバルから学ぶべきことはたくさんあります。
無駄な広告費を払ったり、売れない商品を作る前に、既に出来上がっている市場と上手くいっている事例があるので、ぜひ分析するべきです。
お金をかけずに無料で情報を得ることが出来ます。
その情報を集めていくことで、「誰に何を解決する商品?」を知ることができます。
マーケティングを学ぶ際の注意点
マーケティングを勉強していくと、いろいろと本や教材に手をつけてお金を失ってしまうので、注意しましょう。
- 難しい本を買ってはいけない
- 高額な塾やMBAなどの資格は要らない
- ●●マーケティングは長く通用しない
- 心理学を学ぶほうがよりマーケティングの実践力が上がる
難しい本を買ってはいけない
本屋では、難しいマーケティングの本がたくさん並んでいます。
難しい本を買ってはいけません。
「フィリップ・コトラー、ピーター・ドラッカー、ジェイ・エイブラハム」
プロや専門家に書かれているので難解です。習得するのに、3〜5年以上かかるので、お金と時間の無駄になってしまいます。
もし、あなたが職業上、プロのマーケッターになるなら必要ですが、自分の商品を売り出してく場合は、必要ではありません。
高額な塾やMBAなどの資格は要らない
巷には高額な塾やMBAがありますが、これらも不要です。
難解な言葉ばかり並んでいますが、塾の主催者やMBAを教える講師が理解していない、実践していない場合が大半だからです。
本屋で一番、マーケティングのわかりやすい本を一冊買って、あなたが日々の中でマーケティングを学んで実践している方がより学びが深まります。
●●マーケティングは長く通用しない
次から次へと「●●マーケティング」という物が出てきますが、これらもすぐに終わる運命です。
一時的な流行は、すぐに賞味期限を迎えてしまうからです。かつて携帯電話を使ったマーケティングがありましたが、既に時代遅れになってしまっています。
販売者は、実践した上手くいった結果を本や教材にしているだけです。全体の戦略ではなく細部の戦術なものは、一時的には使えても、長期的に見ると継続できないものが大半です。マーケティングの本を一冊読み込んでいくほうが遥かに効果的です。
心理学を学ぶほうがよりマーケティングの実践力が上がる
本当にマーケティングを学ぼうとするなら、一番のお勧めは心理学を学ぶべきです。
「欲求」や「欲望」が理解することが、マーケティングのベースだからです。
日々の生活から学ぶことがマーケティング上達の秘訣です。
マーケティングを学ぶには、お金をかけなくてもできてしまうのです。
どれだけ難しい概念を理解していようが、実践できなければ、宝の持ち腐れです。
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