サンクコストとは?一度、実行すると元には戻れない

サンクスコストという言葉があります。一度、高額な投資をした結果、投資に失敗したと思い込みたくないので、お金や労力を費やし続けていしまうことです。

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サンクコスト

サンクコストとは

既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。 それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

野村證券

先入観などから判断が歪められることを「認知バイアス」といいます。あなたが過去に高額な講座やコンサルティングを受けて効果のない内容をずっと実践していることも同じです。

騙されたと信じたくないが故にあなたが得る情報はバイアスがかかって、不都合になってしまうのです。

コンコルドの例

超音波旅客機のコンコルドの開発でも、赤字になると見込まれていたにもかかわらず、開発が進められました。しかし、その負債の大きさから開発は中止に追い込まれ、さらに開発会社は倒産したのです。また、商業的にも成功する見込みのないまま、2000年まで運航は継続されました。

三菱航空機のスペースジェット

鳴り物入りで開発を始めた国産のジェット機開発であるスペースジェットですが、2021年7月の段階で債務超過5559億円になっています。国内外の航空会社とも契約しており、後戻り出来ない状況で、ようやく事業縮小を決定しました。

自分に向いていない講座に場合

高額な講座を受講して効果がないけど、さらに別の講座を受講する場合です。コーチングの資格を取ったものの、収益を産めないからといって、マーケティングのセミナーや自己啓発セミナーなどを次々と受けるような状況です。

詐欺の講座に引っかかった場合

自分が詐欺のような似非講座に引っかかった場合も同じです。詐欺と思いたくないがゆえにどんどん講師につぎ込んでしまうことがあります。

サンクコストの対応方法

サンクコストは誰でも陥ることです

一度投資したものに対して、「何を学んだのか?」、「何を使えるのか?」を絞り出していくと使える部分はあります。失敗したと思えるホームページ制作でも、アクセス解析であったり、ページの文言を再利用することは可能です。

今、投資をし続けて効果がないのなら、立ち止まって、一度見直すことが重要です。その中で次に何をするべきかを考えれば、しっかりと思考した上で次に行くことができます。

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