仕事をする際に期待以上のパフォーマンスが出ないとか、ミスによるトラブルが発生しますね。
以前、私も仕事を外部にお願いする時にこの視点がなかったために痛い目に合いました。
結局、私が修正する羽目になりました。トホホ。
相手の仕事のパフォーマンスを簡単に判別する方法をお伝えします。
この記事は、このようなことでお困りの方にお役立てます。
- 上司が部下に仕事をお願いする時
- 仕事を外注する時
- JV(協業)で組む時
- 人を採用する時
仕事のパフォーマンスを「スピード」と「ミス」で分類する
「スピード」と「ミス」を4つでカテゴライズするとこのような分類ができます。
- スピードが早いけど、ミスが多い人
- スピードが遅いけど、ミスが少ない人
- スピードが遅くて、ミスが多い人
- スピードが早くて、ミスも少ない人
【注意】<行動型>スピードが早いけど、ミスが多い人
スピードが早くてミスが多い人は、思考よりも行動派
仕事を急ぐあまりにチェックをしていないことが多いです。チェックする習慣さえつけば、改善することができます。
ただし、ミスが多いことはビジネスでは許されないことを認識してないかもしれせん。だから要注意です。テストで問題を問いた時に、ミスがないかを確認をせずに答案を出しているようなものです。テストの見直しで5分あればチェックできるにも関わらずです。
言われたことしかできないない人もいます。その場合は、次にチェックの指示を出しましょう。チェックする習慣がない場合は習慣を作ります。または仕事量が多い場合もあるますのでサポートする必要があります。
むしろ行動派の人は、事務作業よりも営業や現場のほうが向いている可能性もあります。
【優秀】<慎重型>スピードが遅いけど、ミスが少ない人
スピードが遅いけど、ミスが少ない人は、慎重派
一見悪いように見えますが、優秀です。スピードが遅くても納期をある程度の余裕をもって依頼すれば、問題ありません。むしろビジネスでは信頼がおけます。依頼側のチェックに割く時間を減らせるからです。
【要注意】<適当型>スピードが遅くて、ミスが多い人
スピードが遅くてミスが多い人は、自分のことを優先するプライベート派
クライアントや顧客よりも自分のことを優先してしまっている可能性があります。仕事が趣味の延長線になってしまっています。
【超優秀】<向上型>スピードが早くて、ミスも少ない人
スピードが早くてミスが少ない人は、プロフェッショナル派
スピードが早くてミスが少ない人は、コントロールしている人です。常に工夫する力があるので、プロフェッショナルと呼ぶことが出来ますね。
「スピード」と「ミスの量」は反比例の関係にはない。
スピードとミスの関係
スピードが早くてミスが少ないことはビジネスで最も求められるものです。限られた時間内に正確さも求められるのが、ビジネスにおける対価となりますね。
反比例しない仕事のスキル
- スピードが早いとミスが多くなる
- スピードが遅いとミスが減る
スピードが早いとミスが多くなる?
誰でもそうですが、スピードが早いとミスは多くなります。これはスピードが早くなった分、チェックする時間を設ければいいだけです。
スピードが早くてミスが多いのは、言われたことをやっている可能性があります。自分でチェックするべきとことを他の人にやってもらっていることになります。
スピードが遅いとミスが減る?
スピードが遅いとミスが減るというのも間違った考え方です。
時間をかければ良いものができると言う考え方で、良いものは短期間の方がミスもより発見しやすくなりますね。
スピードとは、知識や経験が積み重ねていくと勘が優れてきます。短期間に組み立てることができるのがビジネスでのプロフェッショナルです。
プロフェッショナルになるために意識すること
スピードを上げて、ミスを減らせるのがプロフェッショナルです。
- スピードを上げる工夫
- ミスを減らす工夫
スピードを早くして常に時間を作れる人です。そして、「考える」、「工夫する」に時間を割いています。仕事をするたびに仕事のパフォーマンスが上がっていきます。そして、信頼に繋がり、仕事が頼まれ、リピートや紹介されるようになるのです。
また、プロフェッショナルになると事前に起きるリスクも考えられるようになります。
この「スピードが早い」、「ミスが少ない」、「改善提案できる」そのような人を仕事のチームに組み込むことが、あなたにとってより良いパートナーになっていきます。
プロフェッショナルに欠ける人の特徴
一方でミスが多い人、どんな特徴があるのでしょうか?社員や取引先に共通する内容です。
- すぐに見返りや報酬を期待する
- 報酬通りの仕事しかしない
- ミスが多くて何度もやり取りが発生する
- フィードバックしても改善されない
- ミスをした責任と自覚が足りない
- 他の人に迷惑をかけている自覚がない
このような人には次に仕事を頼みたくはなくなりますよね?ちょっとした気配りやサービス精神が大事です。
常に完璧を目指さずに、愛されるキャラクターになる
もちろん人は完璧ではありません。プロフェッショナルでもミスします。新人や未経験の人ほどミスをします。それを過剰に責めてはいけません。自分に返ってくるからです。他人に「ミスをしないように」と完璧主義を求めると、自分がミスした時に誰もフォローしてくれずに自分の首を締めてしまいます。
ミスが起きることを考えるからこそ、周りの人がカバーが必要になってきます。ミスをするからこそ、2つのことは心がけたほうが良いです。
- 素直さと礼儀で周りの人に感謝をする
- 自分なりの仕組みを作っておく
- 「出来ないこと」や「分からないこと」は恥ずかしがらずに聞く
このような心がけがあれば、愛されキャラクターになります。万が一失敗しても大きな痛手にはならないでしょう。
しかし、ミスが続いてもこのような心がけがなければ、ミスが起きても謝ることができずに周りの人がフラストレーションやストレスを抱えてしまいます。チームに入れては混乱を招くので、周りの人がカバーできるように準備しておきましょう。
プロジェクトでは、最終責任を取れるようにしておく
プロジェクトでは、上手くいくときは良いのですが、失敗した時は誰が「ミス」の責任を取る必要が出てきますね。
「たかがミス」ではなく、「されどミス」です。それを考えておくのもビジネスです。
リスクを事前に予測してプロジェクトを進める
プロジェクトのミスに対しては、このような方法でリスクを考えればOKです。
- 責任の所在を明確にしておく
- もしも出来ない時のための代替案と代替案を用意しておく
- 最後は自分で責任を取れるようにする
といってもなかなか難しいものでもありますが。
<大手もミスをする>デザインのミスで発売中止の騒動に
最近では、サッポロビールとファミリーマート。大企業2社が共同開発した缶ビールのデザイン表記が間違って発売中止騒動になったことがありました。ビールの種類を表す「LAGER」のつづりが、「E」ではなく間違えて「A」になっていたことです。
最終的には、そのまま販売することで事なきを得ましたが、これがもし発売中止になり廃棄されていれば、数億円単位の損害です。
おそらく、サッポロビールとファミリーマートの担当者のいずれものチェックミスですが、ミスを放置していれば、制作後に損害に繋がってきます。
他人との関係でミスが起きない取り組み
<取引先に仕事を依頼する場合>上司や代表との関係を作っておく
会社に仕事を発注している場合、ミスが起きていることは上司や代表の責任に繋がりますね。
関係を作っておき何かあれば、改善要望を受け入れてもらえるようにしておきましょう。そのためには日頃から関係性を作っておくことで言いやすくなります。
<上司や部下、個人事業主に発注する場合>簡単な仕事をさせて反応を見る
チームではミスを当たり前にする人をが入ると、あなたの仕事が増えてしまいます。仕事を依頼する前に事前に相手の能力を見抜いておくおことが必要です。
小さなテストとして、簡単な仕事を依頼して反応を見ましょう。対応方法から、仕事の取り組み方を見ることができます。
仕事ができる人ほど、報酬によって品質が変わっても仕事への姿勢は変わることはないですね。
小さなテスト。まずは時給で仕事させる
完全に仕事を任せられないのであれば、時給制またはテスト期間を設けましょう。
結論 あなたもミスをするから人を責めない方が良い
ここまで偉そうに語っていましたが、私ももちろんミスをします。だからこそ、責めないことが大事です。責めても自分の見る目がなかったとか、マネージメント不足と言われるだけです。笑って許せる関係を作る方が周りの評価は上がります。
むしろミスをする人と仕事をすることは、あなたのマネージメントや指示の仕方を見直すきっかけになります。
そのためにはマーケティングを学ぶことが一番です。マーケティングにはマネージメントやコーチングの技術が求められるからです。