SONYのプレステ戦略とニンテンドーのSwitch戦略の分かれ目とは?

90年代後半に、SONYがプレイステーションを発売し、ゲーム機市場に参入しました。

その後、セガやNECといった企業もゲーム機市場に参入しましたが、いずれも失敗しています。

そして、マイクロソフトも参入し、ハイスペック競争を繰り広げ、SONYに対して倒しにかかりました。

一方、ニンテンドーは独自路線を取り、ハイスペック競争から離れて、「ファミリーコンピュータ」という家庭用ゲーム機を発売しました。

その後、携帯ゲーム機「ゲームボーイ」を発売し、家庭用ゲーム機市場においては、SONYに次ぐシェアを獲得しました。

しかし、2000年代に入ると、SONYがプレイステーション2を発売し、圧倒的なシェアを獲得する一方、ニンテンドーは失速し、低迷期を迎えます。

その後、ニンテンドーは「Wii」を発売し、再び注目を浴びます。

Wiiは、従来のゲーム機にはなかった、新しいコントローラーを採用し、幅広い年齢層のユーザーに受け入れられました。

そして、2017年には、「Nintendo Switch」を発売し、大ヒットを記録しました。

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独自路線を取ったニンテンドーの戦略

Switchは、据置型ゲーム機としても、携帯ゲーム機としても利用でき、幅広いユーザー層に受け入れられました。

一方、SONYは、プレイステーション4を発売し、高性能で美しいグラフィックスを実現しましたが、高価格であり、若年層にはハードルが高かったとされています。

また、SONYは、近年ではゲーム以外の分野にも注力しており、ゲーム事業においては、Switchに対して苦戦を強いられている状況です。

つまり、SONYは高性能・高品質路線を、ニンテンドーは独自路線を取り、それぞれに成功しています。

それぞれの戦略には、メリット・デメリットがありますが、それぞれのユーザー層に受け入れられ、市場を開拓していくことです。

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