これからの時代、全てのスキルはフリー(0円)になっていきます。
その理由を述べていきます。
高コストだった動画制作を中学生が簡単に編集出来る時代
スキル神話は古い
今から10年前。動画編集を行うには、高額な費用が必要でした。
それは、機材と学びに膨大な初期コストにお金がかかるので、職業にする人以外は手の出ない領域でした。
動画を撮るビデオカメラの購入に10万円
映像編集するパソコンに60万円
普通のパソコンでは映像編集に時間がかかってしまうためにグラフィックボードなど改造パソコンに50万円、編集ソフトに10万円が必要でした。
そして、動画をもり立てるための音楽を購入するにも2〜3万円かかる。
そして、動画を撮っても、パソコンに映像の取り込む必要があり、とても面倒くさい労力の掛かる仕事でした。(ちなみに当時はテープかDVDのメディアが主流で1枚で30分しか撮れませんでした)
この機材を操るにも、本だけでは学ぶことができず、資格学校や専門学校に通う必要があり、この当時は、映像編集という仕事は、一部の人のためのものでした。
今はiphone1台あれば、映像編集はできてしまう
これを変えたのがスマートフォンです。今、iphone1台で、動画を撮るにも、映像編集にもiphone1台だけで済みます。これは画期的です。
パソコン机で、数十時間かかけて編集していたことが、ソファーに横になりながら映像編集が数十分で出来てしまう。
動画の編集方法を学ぶにもYoutubeで無料で学べます。
ITとインターネットの進化が起こしたパラダイムシフト
この背景には、ITとインターネットの進化です。
ITの分野では、スペックが上がり小型化されたことで、ビデオカメラなど専用機材が、片手に載る数百グラムのスマートフォンに入りました。そして、インターネットでは、通信回線の速度の高速化で、大容量の情報が送ることができるようになりました。
そして、さらにこのパラダイムシフトにより、世界では、誰でも何でもスキルが手に入るようになりました。
①誰でも低コストで世界中のどこでも学べる環境
GAFAと呼ばれるITの先進企業がインターネットのプラットフォームを通じて、スキルを習得するコストを下げていっています。
オンライン学習ツールは、自宅にいても24時間、365日、誰でも学ぶことができます。しかも、専門家や現役のプロから直接です。
専門学校に行かなくてもプロのスキルが自宅で手に入る
・Googleでは、youtubeで動画コンテンツ
・Appleでは、Ebookやオーディオブック
・Amazonでは、Kinedleの電子書籍や読み放題サービス
・Udemyなどの学習サイト
インターネットでは、低コストになり、最終的には「0円」に近づくことが必須です。
そして、全て無料公開されていくからです。
②誰でも簡単に扱えるツール
ホームページ制作は、今までプログラミング言語が扱える人のみの特殊なものでした。
ホームページ制作ソフトがあったものの、使い勝手が悪かったのです。
直感的な操作ができなく、デザインも悪かったために、普及はしませんでした。
それが、世界中の優秀なプログラマーによって、ホームページツールが開発されています。
日本では、Wixなどが有名ですが、海外の方がより、最先端のデザイン性のあるホームページがより簡単に扱えるのです。
デザイナー、プログラマーがふようになっているのです。
③AIとビッグデータの活躍で、製造現場では、AIロボットが活躍
アルミニウムの加工で、絞り加工という特殊な加工方法があります。1枚の円盤のアルミ板を機械に押し付けて、パラボラアンテナのような円錐状の形状に加工していく習得に熟練の技術がいる技法です。
この技術をAIに覚えさせて、機械ができるようになるロボットが開発されました。
用途に応じたプログラミング言語が開発され、AIの分野の研究が進み、さらにITの処理能力が上がったことで、複雑な指示もロボットがこなせるようになったのです。
数十年かけたスキルが一瞬にして、AIロボットに置き換えられてしまうのです。もちろん職人がいなければ、同じ工程を再現ができないという問題があるものの、日本にいる職人の全てのスキルをAIに学習しているうちに、新しいブレイクスルーが起きるかもしれません。
④ライターと物書きの職業も危うくなる
ライターは、新聞や出版社の特別な職業につくひとのものでした。それがインターネットで、ブログが生まれ、そしてtiwtterやfacebookなどのSNSツールが発展することで、誰でも文字を自由にかけるようになりました。
ライティング自体が特殊なものではなくなってきたのです。文字をかければ、すぐにライターを名乗れてしまうのです。読みやすい文章をかけるとか、表現技法などありますが、インターネット上では、そこまでの技能は、要求されないのです。
読み物として面白いよりは、「価値ある情報かどうか」が最優先になるのです。
誰もがスキルを習得するのは、当たり前。
スキルを習得するのは、誰でも当たり前の時代です。
これから必要なのは、実践することとにより、ノウハウを蓄積していくことです。