プロジェクトマネージメント時のリスク管理<バックアップのバックアップを考える>

ビジネスでは、プロジェクトを進めると、リスクは常に発生します。
あらゆるリスクの可能性とを消し込んでおく必要があります。誰がどのようにリスク管理を行うかをまとめました。

目次

バックアップのバックアップを考える

ビジネスでは、トラブルになりそうなことをあらゆる形で想定してバックアップする必要があります。
・お金を支払った後に、もし製作者が逃亡したら?作れなかったら?
・納品しても、もし発注者がお金を払わなければ?

相手の能力を見極めることや責任の範囲を誰に分担するかも考えておくのが、プロジェクトマネージメントの仕事の振り方や見直す必要が出てきます。

いかにリスクを潰しこみするのか?誰がリスクの役割を取るのか?

リスクはプロジェクトの進捗状況に合わせて変わってきます。
①最悪のリスクを想定して対応策を考えるのが企画の役割
②リスクを回避するのが運営(ディレクター)の役割

①最悪のリスクを想定して対応策を考えるのが企画の役割

リスクを予め想定して、その全ての対応策を考えていくことです。
企画する人は、最もリスクを予めシミュレーションを行っておくことが求められます。

「プラン1」がだめなら、「プラン2」に変更する。「プラン2」がダメなら「プラン3」というようにバックアップで対応します。

プロジェクトを企画した際に失敗した例

・企画段階で著作権を確認しておらず、制作後に確認を行った。
・企画の内容が曖昧で仕様書が作り込まれていない。

プロジェクトを企画で対応できること

・予算を決めること
・責任の範囲を決めておくこと。
・制作実績のあるメンバーのアサイン(決定)を行う。
・余裕のあるスケジュールを決めておく。

②リスクを回避するのが運営(ディレクター)の役割

リスクが起きそうであれば回避しておきます。

プロジェクトを運営(ディレクティング)した際に失敗した例

・仕様書にないことをクライアントが話している。

プロジェクトを運営(ディレクティング)で対応できること

・企画内容が変わりそうであれば、制作をストップさせる。
・制作後にクライアントが企画内容を大きく変えるのであれば、追加料金を支払わせる。
・制作者の修正・反映ミスであれば、制作者に対応させる

どうしても解決しない場合

もし解決出来ない場合は、以下のことが起こってきます。このようにならないためにも、事前に契約書や仕様書を決めておく必要があります。
・制作側にミスがあれば、やり直しをさせる。
・製作者が対応できなければ、別の業者に再度、発注する。
・自社で修正する。
・違約金を支払って、制作を中止する。

契約書だけでは裁判では戦えないので、前入金、途中入金、後入金を行ったり、マイルストーン(定石)をおいて、プロジェクトごとに入金してもらう方法もあります。

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