唐突ですが、「はしを作ってください」と聞いたときに何をイメージしますか?
前後の文脈が見えないと、何もイメージできません。
日本語では、「はし」は、「橋」、「箸」、「端」といろんなキーワードが連想されるからです。
この「はし」を前後の文脈によって解釈を変えています。
- 村同士の交流を盛んにするために「橋」を作ってください。
- 子供が食べにくいようです。「箸」を作ってください。
- カメラで写真が収まりません。「端」を作ってください。
一文つけだだけで、全く捉え方は変わってきますよね?
目次
メッセージは、インフォメーション(情報)とコンテクスト(文脈)に分かれる。
インフォメーションとは
一般的に情報と訳されます。いわゆる単語の羅列のようなものです。
コンテクストとは
一般的に文脈と訳されます。文脈により「脈絡」、「状況」、「前後関係」、「背景」 を把握することができます。
メッセージが伝わるには、インフォメーションとコンテクストの両方がいる
伝えるのが苦手な人は、インフォメーション(情報)を伝えようとしていることが多いです。
インフォメーションの会話
インフォメーションで会話するのは、単語の羅列したようなものになってしまい、相手に会話の意図や目的が伝わりません。最悪の場合、誤解を生みます。
そして、感情的になっている人は、インフォメーションだけの会話になりがちです。
インフォメーション+コンテクストの会話
思考で会話すると、相手に会話の意図や目的を伝えることができます。
コンテクスト力の上げ方
コンテクストを上げるには3つの「力」が必要です。
- 読解能力
- 文法力
- 語彙力
日々これらを訓練することです。
読解能力とは
読解能力とは、相手が行っていることを読み取る力です。
文法力とは、主語+述語+目的語の使い方
文法力とは、主語+述語+目的語の使い方です。
語彙力とは
語彙力とは、難しいことを平たく言える力です。
思考する訓練法
デジタルツールであるITやWEBを使っていると、思考する力が失ってしまいます。
1日の間の少しの時間でも、デジタルから離れて、アナログであるノートを使って頭の整理をするとこれらの読解能力、文法力、語彙力の3つの力が上がっていきます。