<伝え方>メディアのメッセージでは、伝えたいことを絞れ!あれこれ言うから顧客は迷う。

あなたが伝えたいと思っていてもなかなか伝わらないということはありませんか?
ここでのメディアとは、メルマガやブログ、エッセイ、スピーチやプレゼンも全て同じです。

目次

たくさん伝えると「何だったけ?」と聞かれませんか?

1度に発言する際は、多くのことを伝えてはいけないです。

なぜかというと人は1度に覚えられるのは1つだけです。

あなたは1度に指示命令をされると混乱しませんか?

子供にお使いをする場合も同じです。
「お茶を持ってきて〜
「新聞も持ってきて〜」
「ゴミを出しておいて〜」

1つしかできませんよね?
大人も同じです。

最低抑えておくべき3つのポイント

もしメディアを使って発信する場合は、3つだけを抑えておきましょう。

  1. 1テーマ
  2. 1メッセージ
  3. 1アクション

ゴールデン・サークルと同じ「What、Why、How」を語る

人が行動するには、理由付けがなければ動けない。

  • What(何を):主張
  • Why(なぜ):理由付け
  • How(どのように):方法

日本人は、「主張」や「方法」だけを語るのですが、真ん中の「理由付け」が苦手です。
ただし、理由付けができるだけで、メディアで語るメッセージ性が高まったり、コミュニケーションが圧倒的に有利になるのです。

人が理由付けで動きたくなるカチッサー効果とは

心理学者のエレン・ランガー(Ellen J. Langer) が実験をおこなった。

コピー機の順番待ちの列の先頭へ行き、3通りの言い方で実験をしました。
どれが効果があったでしょうか?

①要求のみを伝える
「すみません、5枚なのですが、先にコピーをとらせてもらえませんか?」

②本物の理由を付け足す
「すみません、5枚なのですが、急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか?」

③もっともらしい理由を付け足す
「すみません、5枚なのですが、コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか?」

結果
驚きの承諾率は以下の結果です。

  • 要求のみの時:60%
  • 本物の理由:94%
  • もっともらしい理由:93%

この実験で面白いのが、誰もがコピーを取らないといけません。
それでも譲る人がいたのです。

人に何かを頼む時に単に「〜してもらえますか?」と言うよりも「●●なので、〜してもらえますか?」と理由付けするだけでいいのです。

よくメールで「〜してください。」とか「〜お願いします。」と要件だけ伝える人をよく見かけます。
「〜まで公開したいので、●●をお願いします。」、「〜の会議で必要ですので、●●をお願いします。」と言ったほうが好感度が上がるのです。

それは、「こじつけでも承諾されやすい」ということです。

メディアの3ポイントの具体的な方法

1テーマ

テーマを1つに絞りましょう。
テーマが複数の場合、何を語りたいのかを興味がわきにくくなります。
それは「語りたいこと」です。

1メッセージ

メッセージを1つに絞りましょう。
メッセージが複数の場合、相手が混乱をし始めます。
それは「伝えたいこと」です。

1アクション

相手の行動を1つに絞りましょう。
行動が複数あると、相手は行動しなくなります。
それは「行動してほしいこと」です。

事例

Mr.都市伝説こと関暁夫の場合

  • 1テーマ:都市伝説の題名
  • 1メッセージ:都市伝説の内容
  • 1アクション:信じるか信じないかはあなた次第!

メッセージでは、1テーマ、1メッセージ、1アクションを徹底する

これだけをしっかりしていると、効果が大きくなります。
メッセージを発信する場合は、明確に絞り込みましょう。

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