マクドナルドはなぜ優れているのか?を考えたことありますか?
リピートされるコツ
メニューが多い人は選ばれない
商品・サービスのメニューが幅広い人は損をします。
「この人は何をしたいんだ?」と思われているからです。
複雑化していて何が得意中の得意なんだろう?と疑われてしまいす。
差異から考える
マクドナルドのメニューを見る前に、差異(他との違いか)ら見ていきましょう。
モスバーガーを見る
先日、モスカフェに行ってきたのですが、非常にメニューを選びにくかったです。
こちらのモスカフェのメニュー表をご覧ください。
何を選んだらいいかを迷いませんか?
私は「海老カツバーガー」のセットを頼みたかったのですが、ポテトセットが見えにくくて、思わず店員さんにどこにありますか?と思わず聞いてしまいました。
マクドナルド
3つにまとめられた選びやすさ
3つの手順に絞られているので、簡単です。
- メインを選ぶ<ハンバーガー>
- サイドを選ぶ<サイドメニュー>
- ドリンクを選ぶ<飲み物>
メニューは3つだが、多彩な選択肢がある
基本は3つのメニューですが、ハンバーガー、サイドメニュー、ドリンクの選び方が多彩で選んでいて楽しいです。
ガッツリ派もチョコット派も満足できる
ガッツリ食べたい人は、セットメニューや大きいハンバーガー、ポテトのLサイズを頼みます。
一方で、チョコットを食べたい人は、小さいサイズを選ぶことができます。
①ハンバーガー
スモールサイズからビックサイズまでを取り揃えています。
ちょこっと食べたいハンバーガーからボリューム満点なビッグマック、肉が苦手な人はフィレオフィッシュ、照り焼きが好きな人は照り焼きがバーガーなど、好きな味や量でハンバーガーを選べます。
②サイドメニュー
サイドメニューは、フライドポテトやチキンナゲット、健康志向のサラダやコーンなどを選ぶことができます。ポテトもSサイズからLサイズまで豊富でガッツリ食べたい人にはLサイズが人気です。
③飲み物
飲み物は、冷たいものから温かいもの、そしてSサイズからLサイズまで豊富です。
1品だけ、複数頼んでもいい自由さ
マクドナルドでは、ガッツリ行きたい反面、1品だけ頼みたいときも出てきます。
小腹がすいてハンバーガーだけ食べたいとき、炎天下の待ち合わせで10分の暇つぶしでアイスコーヒーを頼んで涼む、友達がお腹が空いているから付き合いで入って軽食を頼むなど、自由な選び方ができます。
リピート率を上げるために来店頻度を意識したキャンペーン
全てこれらは来店頻度を上げるためです。
来店頻度が上がれば、売上が上がるからです。
・コーヒーの無料キャンペーン
・ポテトLサイズの180円キャンペーン
・購入してもらった人にクーポン券を配布する
マクドナルドから学ぶメニューの展開方法
マクドナルドはメニューを3つに絞っていますが、多彩な選択肢を用意しています。
- メニューが限定されていても種類が豊富
- サイズが選べる満足感
- 単品買いでもセット買いでも満足できる
あなたのビジネスも3つのメニューに集約させる
あなたもビジネスで3つにメニューを集約してみましょう。
・<セット軸>1品でも複数でも選べる
・<サイズ軸>Sサイズ(フロントエンド)、Mサイズ(ミドルエンド)、Lサイズ(バックエンド)
・<多彩軸>メニューの中でも細かい選択肢がある。
これらの表に書き足していきましょう。
3つのメニューの重なったところにコンセプトが存在する
3つのメニューの重なりあう中心に1つのコンセプト(価値構築)を導いていきます。
コンセプトメイキングとは、世界観が含まれます。
世界観の説明はこちらの記事を参考にしてみてください。
https://stickingpoint.jp/setumeionchi/
リピートされることを意識する
小腹が減っている人は単品で満足しますが、お腹が減っている人はセットを頼みます。
お腹が減っていない人にボリュームの多い商品やセット商品を売りつけてはいけないのです。
また1つのメニュー(ハンバーガー)を買って満足した人は、他のメニュー(サイドメニューやドリンク)を買ってくれる可能性があります。
ちょこっと買いを繰り返すから、リピート率が上がって、LTV(顧客生涯価値)が上がっていくのです。