プロジェクト化するための企画作りの考え方と手順

テレビ番組やイベントでは、
企画、運営、制作
の3つの仕事に分けられます。

1.企画
2.運営
3.制作

写真撮影や動画制作でも同様で、
1.企画
2.撮影
3.編集
です。

過去に失敗した企画、運営、制作

私もこのようなことを経験してきました。
・予算オーバーになってしまった。
・製作者の負担が増えすぎた
・運営(ディレクション)が企画と制作の間で板挟みになった。
・長期化のプロジェクトで収益性が下がった。

企画、運営、制作の負担割合

企画、運営(ディレクション)、制作の割合を分けて考えます。
・企画:50%
・運営(ディレクション):20%
・制作:30%

何よりも企画が大事で、企画を無視して制作しても、ゴミしか生まれません。

プロジェクト化のための企画内容

プロジェクトを行うには「器」の大枠を作って、器の中の「飲み物作り」を作ることです。
ここでの企画作りでは「器」の大枠を作ることです。

企画とは、器作りです。

イベントを開催する場合は、
イベントの枠の枠組み(タイムスケジュールや講演時間)は決めてから、
イベントの内容を決めていきます。

ホームページを作る場合は、
ホームページの枠組作りを決めてから、
コンテンツの内容を決めていきます。

器の大きさは時間と予算と労力の制約があるために、まず最初に決めるべきことです。

企画書に盛り込むこと

・プロジェクトを行う背景

・目的(テーマ)
・意図(手段)
・着地点(ゴール)

いきなり企画書を作ることはできないので
・①マーケティング・リサーチ
・②自分の過去の体験や競合からモデルをパチって改善する
・③アイデアの発散と収束
・④目的や意図と着地点を決める

の手順で行っていきます。

企画で行うこと①マーケティング・リサーチ

(市場の問題点、業界の問題点顧客の問題点)

企画で行うこと②自分の過去の体験や競合からモデルをパチって改善する

ゼロから1は労力が多くなります。
自分の過去の体験や競合を分析することから始めます。
ビジネスでは、パチって改善するのが、王道です。
数千時間の労力が水の泡に鳴るからです。

サッカーの戦術もそうですが、
監督が交代して、自分は違う監督だと新しい試みを行うと
全てが上手くいかなくなるからです。

「上手く行っていない点」を見つける

「上手く行っている点」を見つける

上手く行っている点から見つけない理由
上手く行っていない点から見つけると模倣になりやすくなり、改善案を見つけると足し算的に積み上がり、労力がどんどんかかってしまいます。

上手く行っていないことからプラスの面を見る規定的否定

上手く行ってないマイナスのものでも枠組みを変えることで上手くいくように改変することができます。

企画で行うこと③アイデア出し

企画ではやりたいことを中心にあぶり出していきます。
しかし、

発散と収束を理解する

企画会議のブレインストーミングでは、
①テーマを決める
②グループに分かれて、アイデアを発散します。
③グループ内で、アイデアを収束して発表する
④最後に着地させる

注意点は、テーマを広げすぎると、器が大きくなりすぎて着地点が見えなくなります。
ブレストでのアイデア出しの発散しすぎると時間が長くなり、収束が難しくなるので、アイデア出しのコントロール力が求められます。

オンライン会議では、アイデアを吸い出すのはアンケートがおすすめです。
オンライン会議ではダラダラと続く傾向があるので、googleフォームを作っておきましょう。

収束させる時の類似性と共通性の補足

ファシリテーションでは、グループにな分かれて、ポストイットに書いてグルーピングして発表するものです。

企画で行うこと④背景や目的や意図と着地点を決める

企画作りで一番大事なのは、「引き算で考える」ということです。
「足し算で考えると」になると、何を伝えたいのか、何をしたいのか、何をするべきかが曖昧になって、テーマが尖らない企画になってしまいます。

背景とは?

背景とは①マーケティング・リサーチです。
市場の問題点、業界の問題点顧客の問題点を分析しながら、なぜこの企画を行うのかの理由付けを行っていきます。

目的とは

別名は、テーマです。
この企画では、「なぜ行うのか?」を考えることです。
目的(テーマ)を相手が理解できるように言葉にしていきます。

意図とは

別名は、手段です。
「どのように解決していくのか?」をを考えることです。
意図(手段)を相手が理解できるように言葉にしていきます。

着地点とは

別名はゴールです。
「どこに着地させるのか?」をを考えることです。
着地点(ゴール)を相手が理解できるように言葉にしていきます。

企画で必要な能力

・物事を俯瞰することが出来する能力が求められます。
・相手に理解できるように説明責任を果たす。
・全ての問題を解決することは出来ない。
・器のサイズと中身の飲み物(コンテンツ)を決める。
・予算を決める。
・企画をするには、市場・顧客の問題点をリサーチすることが重要。

企画で失敗する理由や失敗とは?

私の経験上、何もやらない人ほど口出しをします。
また、「口出しする」当人に企画させるといけていないことが多いです。

企画が定まらない

・思いつきの企画を取り入れてしまう。
・器を広げすぎて、身の丈に合わないものを企画してしまうことで、責任を取れなくなる。

企画のイチャモンつけ

チームで企画する際は、イチャモンをつける人が出てきます。
イチャモンをつける人に改善点を提示するようにすると妥協していく人が多いです。

企画の参画者の覚悟

企画に参画する人がいれば、最後まで運営や制作に責任を取る。
企画で口出しするなら、最後の実行まで手伝ってくださいと毅然と対応することです。

予算オーバーになる

当初考えいた予算よりも、企画が盛り上がってしまうことで起こります。

能力オーバーになる

自分がよく理解していない分野に手を出したりすると、キャパオーバーになることもその一つです。

企画の作り方は自分でやるのか、手伝ってもらう

自分で企画する

あなたが経営者、起業家であれば、企画作りを自分で行う必要があります。
ビジネスで企画作り今まで中間管理職以上の役職についたことがある人が多いです。

プロに企画作りを手伝ってもらう

目次

運営(ディレクション)とは

・責任の所在管理
・役割分担
・スケジュールや工程管理
・調整能力
・企画書の内容の反映が行われているかをチェックする

運営(ディレクション)が失敗する理由とは?

予算オーバー

能力オーバー

キャパオーバー
製作者への指示が曖昧になることや責任の範囲を提示できなくなることです。

制作とは

制作時の注意点(制作を依頼する場合)

・変更部分を明確にして明記する。
・どこをチェックしてほしいのか?
・修正部分が明確にわからない。
・ファイル名に日付を入れない。
・項目が整理されるまでは、制作に着手しない。
・製作者に手伝って貰う場合には、企画側に作業させるもあり。
 ※提案できる製作者は企画に組み込みましょう。

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