基本的にはコンテンツを盗用すると著作権法違反になります。一方で、コンテンツ自体は、すでにあるものの焼き直しと言われることが多いです。
言語の性質上、今使っている言葉も誰かから聞いた言葉を再構成して話しています。
コピーする際の注意点として著作権に注意する
著作権のあるものを引用する場合の注意点
著作権は、著作者の権利を保証するものであり、名誉を守るためのものでもあります。引用部分の記述を明確に行うことで使うことができます。
著作権の引用時のルール
- 主従関係が明確であること(明確性)
- 引用部分が他とはっきり区別されていること(明瞭区別性)
- 引用する必要性があること(必要性)
- 出典元が明記されていること(出典)
- 改変しないこと
主従関係が明確であること(明確性)
引用する場合は、主のオリジナルの従の引用元の割合を把握しておく必要があります。引用する場合は、10%以内に届けめておきましょう。従の引用部分が主のオリジナルを超えてしまうと引用として認められません。
- 主:オリジナルのコンテンツ 90%以上
- 従:引用元のコンテンツ 10%以内
引用部分が他とはっきり区別されていること(明瞭区別性)
ブログでもスライド資料でも引用部分を分けることができます。背景の色を変えたり、引用のマークをつけたりです。
吾輩は猫である
夏目漱石
引用する必要性があること(必要性)
次に引用する必要があることを示す必要があります。何ら脈絡もない引用はご法度です。引用をした理由を入れます。
- 自分の主張を強めるために引用元を使う
- 引用元を解説する
- 自分の主張に客観性を高める
出典元が明記されていること(出典)
また出典元を明記することも重要です。
- 著者名や本の名前
- サイトの名前やURL
- 引用元の会社や団体名
改変しないこと
最後に引用元を改変しないことです。出典元を明記することも重要です。
著作権の例外があります
著作権の保護期間は,原則として著作者の生存年間及びその死後70年間です。
例えば、過去の偉人の言葉であれば、使用できます。または常識化していたり、周知化しているものも著作権から外れる場合があります。
- マズローの欲求5段階説
- メラビアンの法則
コピーして改善してオリジナルを作る場合
文章をコピーして改善してオリジナルを作る場合
原型を留めない形で、改変をしていきます。自分の独自の視点で書いていくと著作権のルールから外れることが出来ます。
稼ぐか、死ぬか!
意味も内容も異なっている場合は、NGです。
停滞か、維新か!
デザインをコピーして改善してオリジナルを作る場合
デザインにも著作権があります。
完全なトレースはNGです。
色や文字などがポイントになってきます。
カリキュラムやプログラムを改善してオリジナルを作る場合
これらの内容は丸コピーすると訴えられます。
- カリキュラムの順番
- カリキュラムのタイトル
- プログラムの内容(進め方、スライド)
ポイントは一度、コピー元を自分の中で咀嚼して再構成してオリジナルを作りあげることです。
ポイント
- 何か違うとか違和感のある部分を探す
- 自分の言葉で置き換えてみる
- 図解化して違う視点や切り口で置き換えてみる
自分の言葉で言い換えたり、置き換えたり、順番を色々と試行錯誤したりして入れ替えたりすると、知らずに自分のオリジナルのものが出来上がっていっています。
概念や言葉の「置き換え」や「書き換え」を行ないたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
あくまでも自己責任の範囲内でこの記事はお読みください。