漫画と教科書の読み方は決定的に違うことを思い出しなさい!

私の世代が受けた教育というのは、「漫画は落ちこぼれの不良が読むもの」という通念が一般的でした。

漫画を読んで、ゲームをすると、頭が悪くなるから禁止ってやられた世代です。

俗に言う、昭和世代とでもいうのでしょうか?

不良になる3神器、いや、3魔器として、「漫画とゲームとエロ本」って感じでしたね。

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「漫画を読むと頭が悪くなって、学校の成績が落ちこぼれていく!」と親や教師や教育者に信じられていた理不尽な時代!

ゲームセンターは非行の始まりって感じで学校の生活指導がうろついていて、摘発したり、又は警察の少年課も補導対象場所にしていました。

漫画が学校の教師に見つかると、取り上げられたり、その漫画本でぶっ叩かれたり、本の背表紙の角でどつかれたり、、、

教育にとって悪の象徴であったその漫画が、いまや日本が世界に誇る文化ツール産業として、国を挙げて政治家までが漫画産業を大々的にアッピールする時代になりましたね。

私としては、結構複雑な気持ちです。


昨日まで軍国主義が礼賛されて民主主義(デモクラシー)の思想が敵国鬼畜米英の堕落した思想と言われていたのに、いきなり敗戦後デモクラシーがこの世で至上の存在として君臨するようになったあの1945年。

大東亜戦争に敗戦を経験した世代の屈折した精神状態と似たようなものかもしれません。
ちょっと大袈裟過ぎますでしょうか。。。?

少年ジャンプで漫画を読む感覚では、数学の教科書は決して読めないという厳然たる現実を受け止めよ!

速読で多読できるって発想は、実はオカルトの世界と同じだということにすぐ気がつくはずです。

速読をフォトリーディングって言い換えてもその本質は同じです。

あらゆる速読法や速読リーディング術、速読速解技術はオカルトの分野なのです。

「気だけで人をぶっ飛ばす」って宣伝する「〜武術、〜拳法、〜古武道」の類と同じなのです。

もっとわかり易い例で言えば、漫画でもよく読んで見ると作者の深い思想が含まれていることに、あなたも後から気がつく経験ってありませんでしたか?

例えば、「北斗の拳」って漫画が私が10代の時にめちゃくちゃ流行ってました。

ご存知のかたならわかると思うのですが、中国拳法のアクションバイオレンス漫画って感じですよね。

でも、あのバイオレンス描写には物凄く深い意図があるのです。

過去に読んだ漫画でさえ、あなたは深い読解など決してできていないという真実!

ストーリー担当の武論尊氏って、自衛隊出身で、すごくジャーナリスティックな部分を持った人で、彼はポルポト派がカンボジアでの自国民に対する粛清虐殺をしまくっていたカンボジアを訪れた時に、あちこちで人骨の山ができていた光景を見て、強烈にショックを受けたのだそうです。

しかし、当時の日本はバブル前〜バブル全盛期の時代。

戦後数十年が経ち、「平和ボケした日本」って言われ始めた時代だった。

日本人は、外の悲惨な世界などお構いなしに、「自分達さえ良ければ、楽しければそれでいいじゃん!」って若者が日本を覆っていた時代だった。

「日本の外で起こっているこの悲惨な地獄絵図の状況を日本の若者にも伝えていかなくてはならない!
決して自分達に無関係で無視して良いなんてことを日本の若者に思わせてはならない!」

これが、あの「北斗の拳」って漫画の鬼気迫るド迫力の正体だったんですね。

つまり、「北斗の拳」とはジャーナリズム漫画なんです。

漫画の世界にピューリッツァー賞があるなら、「北斗の拳」は絶対に受賞できるだろうなぁ〜って思ったりしてしまいます。

タイトルを[ポルポト派のカンボジアで起こっている現実と子供達が望む救世主に対する祈り!]って変えれば、あの漫画の本当の意図がわかってきますね。

速読速解に踊らされて数学の教科書や参考書を読むから、問題と解答をなんとなく覚えて、思考など一切せずに、更にそれだけで理数系を勉強した気になってしまい、その結果、あなたは理数系の科目を不得意にしてしまって、おそらく落ちこぼれてしまったのですよ!

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