ビジネス1.0〜4.0の流れは、世界的なビジネスの流れを発展しました。
ビジネスが発展した流れ
世界で最初に生まれたのが物々交換モデルです。モノとモノを交換するという単純なモデルですが、それが後に貨幣が生まれました。例えば、魚や野菜などは腐ってしまうのに対して、工芸品などは腐ることはありません。また交換する相手が野菜や魚が入らないときには交換が成立しません。
貨幣があることで、腐らずに貯めることができるし、持ち運びができる交換するものとして貨幣が発明されました。最初は貝殻だったみたいですがね。
最初に生まれたのはモノつくりです。モノがあることで、物々交換ができます。野菜を作ったり魚を採ったり、工芸品を作ります。自給自足時代はモノを作り、分け与えることで成り立っていました。
生産性が上がり、余剰が生まれました。余剰があることで、他に欲しい物を手に入れることができます。貨幣のおかげで、市場が発達しました。欲しい物が全て揃う市場です。その市場で物を仕入れて売る人が現れました。それが、商人です。商人は安く仕入れて高く売ると利益幅が大きくなります。
これが転売モデルの始まりです。
次にモノを売るだけではなくて、そこに付加価値をつけて差別化するようになりました。魚を調理して販売する、野菜をカットして販売するなどです。モノ自体は変わっていませんが、サービスをつけることで、価値を感じるようになったのです。
これがサービス業モデルの始まりです。
次にサービス業では限界が出てきました。同じようなモノとサービスが乱立してきます。ここでモノやサービスをより効率的に売ることが生まれました。モノを売るのであれば、立地が良いほうが売れます。家の前の立地の良い場所を貸して、地代を取り商売ができるようにする、これが場所貸しの始まりです。
そして、貨幣が発達して、金融商品が生まれました。大航海時代に船が沈没した時のリスクヘッジとして、保険商品がうまれます。これが仕組み貸しです。
次にどのように商売したら儲かるのか?モノを作ったら生産性が上がるのか?これはコンサルティング業の始まりです。コンサルティング業はブローカー業務でもあるのですが、何かと何かをつなぐことです。AはBとCを繋いで、その紹介料としてお金をもらう。弁護士業であれば、弁護人と法律、医者であれば、患者と医者など、ブローカー業務と呼ばれる職業はたくさんあります。
ビジネス4.0の知識サービス産業を知りたい方はこちらもお読みください
手法 | ビジネスモデル | |
---|---|---|
ビジネス1.0 | モノづくり | 生産業 |
ビジネス2.0 | 安く仕入れて高く売る | 転売 |
ビジネス3.0 | 付加価値をつけて売る | サービス業 |
ビジネス4.0 | 場所や仕組みを貸す | プラットフォーム業 |
ビジネス5.0 | リテラシーを上げる | 知識サービス産業 |
1.0に向かうと単純作業や肉体労働が多く、5.0に向かうと知識仕事が増えてきます。
どちらが良いとか優れているわけではなく、自分にあった好きな方を選べばいいわけです。
起業する、新しくビジネスモデルを作る時のビジネス2.0〜5.0
最初に仕入れから始めなければいけません。なぜならモノを作っている時間がないからです。そこでビジネス2.0からお話します。
ビジネス2.0
安く仕入れて高く売る
安く仕入れて高く売ることをしてきます。ここで大事なのは仕入れ(入り口)と売る(出口)です。仕入れが高いと意味がありませんし、高く売れない需要がないものは辞めておきましょう。
ビジネス3.0
付加価値をつけて売る
仕入れるものが決まったら、次はどのように付加価値をつけて売るかを考えます。付加価値が高いほど高く売れます。また市場価格よりも付加価値が高い場合はたくさん売れます。
またビジネス3.0では「何を買うかよりも、誰から買うか」が大事になってきます。
つぎのようなものです。
- 返金保証がある
- デザインがおしゃれ
- 検品されているから不良品が少ない
- おまけがついてくる
- セミオーダーメイドで少しのカスタマイズに答えてくれる
- 相談にのってくれる
ビジネス4.0
場所や仕組みを貸す
次のビジネス4.0はハードルが少し上がります。このプラットフォーム業はとにかく元手がかかることが多いのです。
- 場所貸し
- 仕組み貸し
有名企業の場合は
- AmazonやGoogleなどのIT会社は、場所や仕組みを貸している
- イオンモールは場所を貸している
などと開発費や設備費や初期投資が多くなります。
そこで起業やビジネスモデルをする場合は、次のような方法だとお金はかかりません。
- 同じ業種の人を集めて勉強会をする▶船井総合研究所が行っている勉強会
- 同じ悩みを持つでコミュニティを開催する▶ワークショップを開催してお互いで話し合う
- 自分がハブとなって専門家を繋げる▶保険のセールスマンなど
ビジネス5.0
リテラシーを上げる
最後はリテラシーを上げる「知識サービス産業」です。これは、コンサルティングやコーチングなどのブローカー業です。元手が入らない分、見えない無形商品が多いです。つまり知識や経験や豊富なアドバイスができることが決め手です。
言い換えると勉強していない人は信頼されません。勉強している人は顧客からの信頼を得ることができます。ブログを書いたりしているのも広告のために書いています。
- ブログで発信する
- セミナーを開催する
- メルマガを発行する
などができます。
手法 | 仕事でやるべきこと | |
---|---|---|
ビジネス1.0 | モノづくり | テンプレートを作る |
ビジネス2.0 | 安く仕入れて高く売る | テンプレートを仕入れる |
ビジネス3.0 | 付加価値をつけて売る | コンテンツ (ブログ・図解・動画) |
ビジネス4.0 | 場所や仕組みを貸す | 講座・コミュニティ |
ビジネス5.0 | リテラシーを上げる | コンサルティング |
ビジネスをするなら、ビジネスを3.0以上で可能ならビジネス4.0、さらにビジネス5.0を目指していきましょう!